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句会実験 選句結果リスト(その2)

 投稿者:ryo  投稿日:2008年 4月 1日(火)17時36分4秒
  【4点句】
detour―
looking for
a narcissus bud

《佐藤》リズム感がよい
《敏夫》水仙に限らず野の花を探してついうろうろしてしまいます。
《林》何時もの散歩道での 季節ごとの ささやかな楽しみ
《鈴木信子》私もよく遠回りして花見に行きます
########作者は 吉澤さん

【4点句】
vernal sunshine―
silver waves
one after another

《Gene》bright ebb and flow of time
《岩本》光の輝きが目に浮かびます。
《赤井》春の陽のゆるやかな感じがあふれています
《林》春の気配がする時期の 相模湾の海の様子を 思い出します
########作者は 吉澤さん

【4点句】
taking up a newborn
in my arms
mustard flowers

《Jun》Analyzing the anatomical part of a mustard flower reveals its
  similarity to the cuddling of a newborn.
《Steve》
《Tom》
《田口》
########作者は 曽根さん

【4点句】
the bell buoy
between the flash
and clap of thunder

《Moran》A counterbalance to the chaos of a thunderstorm
《ryo》雷鳴と稲妻の中に、 ベルブイ(打鐘浮標)の音ーー
 実際に聞いてみたいもの。
《吉澤》ベルブイはさらに風浪に揺れ、臨場感が
 たっぷりと迫ってきます。
《田口》
########作者は Geneさん

【4点句】
new toothbrushes
standing together
new year’s day

《Mykel》This one is great. It has the presence of people without actually
  showing people. One can imagine a difficult year, perhaps the
  couple was fighting in the past, but with this new year, is a new
  life where the couple now stand together.
《Steve》
《Tom》
《北村》見逃してしまいそうな微笑ましい光景を見つけ、句に
  されているのですね。
########作者は 久保寺さん

【4点句】
spring mist
morning walk
falling fruit

《大島》
《吉澤》冬に実った果物が、春の霞の中を降り降りてくる、幻想的な
 様子も覗きました。
《中村》mist; fruit: morning; fallingの韻が心良い。心良い散歩の雰囲気が
  出ている。
《鈴木信子》私も歩いていると、上から花や実が落ちてきた
########作者は Moranさん

【4点句】
Among the ruins
Dogs sleeping in weak sunshine
Blind to Pompeii’s glory

《吉澤》眠る犬、廃墟、薄日、栄光…時の経過とは係わりのない関係が描写
 されてつながっている物語を拝読する様です。
《赤井》過去の栄光は犬どころか人間も、」今となっては知る人は少ない
 だろう。この句は weak sunshine に全てが表現されているように思える。
《中山》 薄日の中でまどろむ犬たちは如何にも幸福そうで恐ろしい火山の
  噴火など無縁です。今は平和な廃墟として心の安らぎを与えている様子が
  伝わってきます
《田口》
########作者は Ianさん

【4点句】
Camellia buds
Swelling under gloomy skies
A hint of scarlet

《ryo》曇り空と、紅(くれない)色の花のつぼみの対比。
《赤井》ふくらみかけた蕾みのわずかな紅をとらえているところが
  感傷的でいいと思います。
《曽根》椿の蕾みのほのかな紅色がきれいです。S の音が効いています。
《田口》
########作者は Ianさん

【3点句】
New Year’s day―
keeping my resolution
not to make one

《ryo》新年の誓いを立てないぞという誓いーー ユーモラス
《敏夫》私も毎年何か思っているのですが---
《北村》わかります、この気持ち
########作者は Mykelさん

【3点句】
Wet snow
weighs on the branches
one cracks and falls

《Moran》Wet snow is a curious expression. While we know snow is
  wet, the impression given by it makes it easy to imagine the scene
《Mykel》This one is beautiful, because "cracks" is both a visual and
  a sound word. Without direct use of sound, the poet allows us to hear,
  as well as see what happens.

《中山》ふんわりと積もった雪のその後の変化が手に取るように
 描かれています。 雪の儚さを感じます。
########作者は Steveさん

【3点句】
in cold night
moon shining
on her shoulder

《岩本》月の明るさがひしひしと伝わってきます。
《久保寺》月明かりに照らされた美しい女性の横顔、キラキラした髪が
  浮かび上がってきました。
《敏夫》肩ごしの月明かりに温かさを感じるような抱きしめ方をして
  みたいものです。
########作者は 中村さん

【3点句】
white wall―
run in all directions
autumn ivy leaves

《曽根》蔦紅葉の景がはっきり見えて美しい。
《中村》白と赤の配色と無秩序さが鮮明
《林》壁に描く 自由奔放で しかも巧みな つたの描写力
########作者は 中山さん

【3点句】
juice spouting
from a lime―
spring on the calendar

《吉澤》春の陽のもとで汗してみたい。待ち遠しい思いに急かれます。
《久保寺》ライムのフレッシュな香りが春の訪れにぴったりです。
《赤井》はじける青いライムのさわやかさが春の躍動感を
  伝えてくれています。
########作者は 中山さん

【3点句】
snowman
disappearing
winter afternoon

《Ian》Lovingly created by children and parents but now melting as the
   day gets warmer. Nothing lasts forever.
《M. Kosiba》sad to see him go
《吉澤》たった今作った姿に親しんでいました。束の間に崩れた姿
  に寂しい気持がやってきました。
########作者は 岩本さん

【3点句】
sweet breeze
blowing
in a warm day

《M. Kosiba》gives me an image of finally opening my windows after
  a long winter - and enjoying a Sunday morning
《中村》日向ぼこの感じが満ちている。
《鈴木信子》私も体感します
########作者は 岩本さん
 

句会実験 第7回 選句結果リスト

 投稿者:ryo  投稿日:2008年 4月 1日(火)17時23分28秒
  皆さんのご協力で、句会実験が終了しました。今回、外国人 6名も
含めて、18人の参加者でした。そして選句に際して、オープン選者
(投句なしで選句のみ)が5人参加されました。
今回の句会実験に関して、皆さんのコメントやご提案をいただければ
有り難いと思います。

                  英語俳句クラブ 鈴木良亮


句会実験 選句結果リスト


【9点句】
drum
of shower
onto my umbrella

《Jun》I can hear the onomatopoeic sound of a rhythmic drummer with every
   drop of rain that hits my umbrella
《M. Kosiba》very comforting. just standing and listening
《Steve》
《ぬぬ太》実音が感じられる句は好きです(笑)。
《岩本》夕立の状況が目だけでなく、音からも感じとれます。
《久保寺》家の中で見ている雨と、外で自分の傘に落ちてくる雨とは
  随分違うものですね。大きな音が聞こえ、振動も伝わってきました。
《佐藤佳代子》目に浮かぶようです
《曽根》雨の音をドラムのようだと見立てたのがおもしろいと思い
  ました。
《敏夫》雨音が楽しそうです。
########作者は 中村さん

【7点句】
moonless night―
her face in the glow
of the cellphone screen

《Gene》alone, comforted by her own reflection
《Ian》This is unusual but I like the idea of a loved one's face
   brightening a dull night.
《Tom》
《ぬぬ太》無粋な携帯の明かりを、キレイに詠まれたのに、ビックリ!
《原田》闇夜の雰囲気が良い。
《中山》月のない夜寒に写し出された笑顔が浮び、現代的な携帯電話と
  月と言う古風なものの取り合わせが面白いです。
《北村》彼女は多分とても大切な人なのでしょう。
########作者は Mykelさん

【6点句】
mourning dove
on the courthouse cannon
light snow following

《Ian》What a sad sight. No food available
《Moran》I'm not sure I understand what a 'mourning' dove means,
  but the scene and language is beautiful
《Mykel》"Courthouse cannon" has nice alliteration and there is
  a strong kind of resonance between "mourning" (maybe the
  result of someone else firing a cannon) and "cannon."
《赤井》ハトが大砲の上にいるなんて何と象徴的なのでしょう。
 平和を願う作者の気持ちが、つめたい雪を通して伝わってきます。
《中山》 なげきの鳩が小雪の中でより一層のあわれを誘っています。
 映画のワンシーンの様な美しい光景です。
《田口》
########作者は Geneさん


【6点句】
young frogs
jump about―
rippled pond

《Gene》nature's action and reaction
《Mykel》I like this because of the allusion to Basho's furui ike,
  without actually saying it. In this haiku, the frogs never ENTER the
  pond. It's playful like the young frogs.
《Steve》
《岩本》young frogs  若いカエルの力が伝わってきます。
《曽根》若い蛙の動きが生き生きとしています。
《中村》リズムがよい。童謡を歌っているみたい。
########作者は Moranさん

【6点句】
step by step
in my own pace
always slowly

《Gene》rhythm of an aging life
《Jun》This clearly defines one's way of moving/pacing
  himself/herself around in his/her own way - either
  literally or figuratively.
《大島》全部の中で一番好きなhaikuです。
《原田》一歩一歩の歩みが目に浮かぶ。
《佐藤》いつもいつも ゆっくりと
《北村》とても好きな句です。
########作者は 敏夫さん

【6点句】
looking up
at Milky Way
happiness

《大島》幸せの情景が見えるようです。
《Steve》
《久保寺》日常生活の中で小さな幸せを見つけた時、俳句が書けるのかも
  しれません。
《原田》冬の銀河を見て幸せを感じるのは羨ましい。
《佐藤》ひとり夜空を見上げる
《鈴木信子》私も寒い日は星がきれいなので見上げている
########作者は 曽根さん

【5点句】
the red moon
above dark sea
uncanny scenery

《ぬぬ太》海と赤い月、夜のフェリーで見るよーな幻想的な光景が、いいな
 と印象に残りました。
《原田》観察力が鋭い
《中村》不気味さがにじみ出ている
《敏夫》大きな満月が目に浮かび、その赤さゆえに何かでてきそうな雰囲気
 が感じられました。
《鈴木信子》above dark sea―この使い方が気に入った
########作者は 林さん

【5点句】
people no words
doing TaiChi―
a gray starling

《Ian》Images of elderly people exercising in parks. Starlings are grey
  before their first winter. The mature and the immature.
《Moran》An endearing evocation of a Tai Chi scene, with the graystarling
  providing context in nature
《Tom》
《ぬぬ太》以前、上野公園で太極拳を打ったときの、個人的心象風景を
  惹起されまいた
《黒沢》
########作者は ryoさん

【5点句】
plum blossoms
in the rain
a piece of spring

《Gene》welcoming the new season
《岩本》冬の情景から見つけた春。「かけら」という表現がいいですね。
《黒沢》
《曽根》ちらほら咲き出した梅に春のかけらを見つけたところがいいと
 思いました。
《林》我家の庭で 春の気配を実感する 情景です
########作者は 久保寺さん

【5点句】
blade of grass
bends low
with snow fall

《Mykel》Again, nice sound scheme with the b's of BLADE and BENDS,
  and the l's in blad, low, fall. There is also a kind of conquering image, as if
  the snow triumphs forcing the grass to bow.

《大島》読んでいてテンポがいいです
《Tom》
《久保寺》細い葉が雪の重みに耐えながら、しっかりと受け止めている姿。
  健気で美しいですね。
《林》雪の降った朝の良く見る風景ですが何か自然のたくらみを感じます
########作者は Junさん
 

選句結果はメールで

 投稿者:ryo  投稿日:2008年 2月29日(金)15時32分0秒
  選句結果はここに up しないで下さい。
メールで ryo 宛にお送り下さい。
888888888888888888 ryo 88888888888888888
 

句会実験7.選句リスト「日本語での説明」

 投稿者:ryo  投稿日:2008年 2月25日(月)20時04分29秒
  句会実験7.選句リスト(ここから「日本語での説明部分」を列記

1)
暗い海面の赤い月 不気味

2)
枯葉よ、君は命絶えたのではない。キャベツの霜げた葉が、まるで
根っこが凍てつかないように、守っているように思えたのです。

3)
太極拳の人みな無言 ムクドリ飛ぶ

4)
元日や 新年の誓いを立てないぞという誓い

5)
遠回り/水仙のつぼみを探して

6)
時折の日差しが 木立の紅葉を 際立たせる

7)
我が家の庭にも、毎日一羽のジョウビタキが遊びにきます。
姿も動きも可愛い小鳥です。

8)
空に消える煙のごとき思いかな

9)
無月の夜 携帯のスクリーンに輝く彼女の顔

10)
次々と続く銀色のうねり/春のような光

11)
夕立やドラムの如き傘の上

12)
ぬれた雪 枝の上に重みがかかり 音を立てて落ちる

13)
菜の花や胸に抱き上げ新生児

14)
ゆっくりと 私はいつも ゆるやかに

15)
冬の月彼女の肩に注ぎけり

16)
自然のはからい 流れをかすめてレンジャク(連雀)が戻ってきた

17)
冬銀河 見上げてをり しあわせです

18)
いそぐほど 遠くの夢に出遅れて

19)
白壁に 縦横無尽に走り回る 蔦紅葉

20)
ベルブイ(打鐘浮標)の音 雷鳴と稲妻の中

21)
おろし立ての歯ブラシも 元日は家族団らん

22)
今たそがれに 薄化粧する なまめかしい箱根山

23)
ほとばしる ライムの果汁 暦の上では春

24)
ナゲキ鳩 郡庁舎の大砲の上 小雪が続く

25)
冷たい冬の雨の中に咲く梅の花 春のかけらを見つけました

26)
ラフマニノフを聞きながら「逢びき」のシーンを想い出す
ざわめく夕刻

27)
朝霞 散歩の道に 実の落ちる

28)
降雪に 草の葉が低く頭を下げる

29)
春風や川音かすか富士遥か

30)
冬の午後 姿を消していく 雪だるま

31)
廃墟の中 薄日のなかに眠る犬たち ポンペイの栄光など知らぬげに

32)
若い蛙たちが跳び跳ねる さざなみの池

33)
夕暮れ 一日のドラマへのカーテンコール

34)
湯河原の梅見の会や海たいら

35)
秋の日に感じるそよ風の香り

36)
椿のつぼみが どんよりした空の下 ほのかに紅(くれない)色


888888888888888888 ryo 88888888888888888
 

句会実験7.選句リスト

 投稿者:ryo  投稿日:2008年 2月25日(月)19時53分4秒
  句会実験7.選句リスト(最初に haiku のみを列記)

今回、外国人 6名も含めて、18人の参加者でした。最初に haiku
のみを列記しました。後の方に、同じ番号を使って「日本語での説明
部分」を列記しております。

ご自分の2句を外して、次のリストの中から、それぞれの方が5句を
選んで下さい。 例えば、

2)dead leaf       14)step by step    19)white wall--
27)  spring mist      31)  Among the ruins

このように書いて、その結果を私の方へお送りください。出来ましたら、
選句のコメントを書いてください。

締めきりは   3月25日まで。

なお、選句の際は、特に英語の句、眼で読むだけでなく、声を出して
読んでみてください。リズム感は haiku の場合でも重要だと思い
ます。


1)
the red moon
above dark sea
uncanny scenery

2)
dead leaf
you’re supporting some
still alive

3)
people no words
doing TaiChi―
a gray starling

4)
New Year’s day―
keeping my resolution
not to make one

5)
detour―
looking for
a narcissus bud

6)
the occasional sunlight
highlights the autumn colors
among trees

7)
flycatcher
welcome to my garden
your safe space


8)
a cloud
vanishing in the air
my heart


9)
moonless night―
her face in the glow
of the cellphone screen

10)
vernal sunshine―
silver waves
one after another

11)
drum
of shower
onto my umbrella

12)
Wet snow
weighs on the branches
one cracks and falls

13)
taking up a newborn
in my arms
mustard flowers

14)
step by step
in my own pace
always slowly

15)
in cold night
moon shining
on her shoulder

16)
Nature’s plan
Cedar Waxwings return
Flitting by the stream

17)
looking up
at Milky Way
happiness

18)
too much haste
makes my dream
remote

19)
white wall--
run in all directions
autumn ivy leaves


20)
the bell buoy
between the flash
and clap of thunder


21)
new toothbrushes
standing together
new year’s day


22)
just before twilight
snowflakes
amorous Mt. Hakone


23)
juice spouting
from a lime―
spring on the calendar


24)
mourning dove
on the courthouse cannon
light snow following


25)
plum blossoms
in the rain
a piece of spring


26)
with Rachmaninov’s music
recalling ‘Brief Encounter’
windy twilight


27)
spring mist
morning walk
falling fruit


28)
blade of grass
bends low
with snow fall


29)
Spring breeze
the faraway Mt. Fuji
the murmuring of a stream


30)
snowman
disappearing
winter afternoon


31)
Among the ruins
Dogs sleeping in weak sunshine
Blind to Pompeii’s glory


32)
young frogs
jump about―
rippled pond


33)
dusk―
a curtain call
to day’s drama


34)
An ume-viewing party
at Yugawara
The sea is calm


35)
sweet breeze
blowing
in a warm day


36)
Camellia buds
Swelling under gloomy skies
A hint of scarlet


888888888888888888 ryo 88888888888888888
 

芭蕉の本歌取

 投稿者:ryo  投稿日:2008年 2月14日(木)15時53分46秒
  箱根湯本の早雲寺に宗祇(そうぎ)の墓があります。
芭蕉よりも200年も前の人ですが、芭蕉には次の
句があります。

  世にふるもさらに宗祇のやどりかな

芭蕉は、次の宗祇の句を本歌取していたわけです。

  世にふるもさらに時雨のやどりかな

心に残る本歌取の例だと、私も思います。

なお、本歌取に関連して、「老子」と金子兜太先生
を、Children's Haiku のブログに、本日、up して
おります。

  http://orange.ap.teacup.com/haikuryo/

888888888888888888 ryo 88888888888888888
 

「絵と句における直覚」

 投稿者:ryo  投稿日:2008年 2月 4日(月)19時46分29秒
  梅原龍三郎の桜島の赤に感動しました。大自然のうちに
秘められた生命のエネルギーを灼熱の赤で表現している、
梅原自身の「魂の赤」でもあったと解説していました。
NHKの迷宮美術館の「赤の魔術」でした。

心に訴えてくる「直覚」を感じさせる俳句や haiku に
出会うこともあります。例えば、

  旗のごと なびく冬日をふと見たり

  いまは亡き人とふたりや 冬籠

  winter morning
  without leaf or flower
  the shape of the tree

 (冬の朝 葉も花もなく 木のかたち)

After the snowfall...
deep in the pine forest
the sound of an axe.

 (雪のあと 松林の奥深く斧の音)

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右脳と直覚と"intuition"

 投稿者:ryo  投稿日:2008年 1月31日(木)14時17分39秒
  山田さん、私は右脳俳句の方と以前に接触したことがあるな
と思って、私の10年以上も前の記録から調べたことを前回
up したわけです。その折の龍夜さんは感じの良い方という
印象があります。

とも角、28年前から現在まで、私が一貫してやって来たのは
英語俳句であり、英語俳句による世界各国の方たちとの交流
です。アメリカ、カナダ、イギリスを始め、世界30数か國から
私の方のサイトに訪問されております。

"LOGOS & HAIKU"
http://www.bekkoame.ne.jp/~ryosuzu/

CHILDREN'S HAIKU GARDEN
http://homepage2.nifty.com/haiku-eg/

haiku & ryo  (ココログのブログ名)
http://haiku-eg.cocolog-nifty.com/haiku_ryo/

haiku とは何かを考える英語国民
 http://www.bekkoame.ne.jp/~ryosuzu/WHATHAIKU.html

取りあえず、上記のサイトを折がありましたら、どうぞ
ご訪問ください。

大切なポイントとして、俳句を作る上で、「右脳」という
ものと、以前から言われている「直覚」あるいは "intuition"
というものは密接な関わり合いがあると私には思われます。

   眼前直覚(上田五千石)

   何人かの外国人の英語俳句作家が使う言葉、 "intuition"

直覚に触れた記事は、私の記録に数多くありますが、その
ひとつだけ、ご紹介しておきましょう。

「直覚ということ(その5)」
思い出すのはロバート・スピースの言葉です。「ある意味で
俳句は意志疎通であると云える。しかし、もっと内容的に
深いレベルでは、真の俳句は心の交流をもたらすものである。」

その意味で、俳句は心と心の交流であり直覚であると私は
思っております。

I remember Robert Spiess' words: "In a certain sense a haiku can be
said to communicate; but at its deeper levels an authentic haiku
establishes communion."

In that sense I think haiku is heart-to-heart communication and
"intuition".

888888888888888888 ryo 88888888888888888
 

十年一昔

 投稿者:山田  投稿日:2008年 1月30日(水)19時38分8秒
編集済
  右脳俳句は解体、再編の必要性があると思う。
ryo殿のホームページも勉強不足の昔のままである。失礼。

今考えてみると、著者が医学部教授であり、右脳理論を説いているというのは、一つの大きな戦略であった。俳句ではよそ者という顔をしつつ、実は出身は松山という俳都であり、父親が俳誌の創刊者であることで、俳句の世界も知っているという、ポーズも取ることができる。新しいスローガンを掲げる条件としては、十分にその環境を利用していくことができたと思う。

次第に「右脳俳句」が広まっていくと、既成の俳句の世界も無視はできなくなる。後から聞いた話だが、かなり顰蹙を買っていたようだ。某カルチャーセンターでは文学という同じ土俵でなく別な分野で「脳を鍛える俳句入門」講座を開くし、それが一つの集客効果をもたらしていると聞けば、あまり面白くないであろう。

ところで、仲間はみな創造的で既成概念に囚われたくない人が多いと思う。自由が大好きだが、その為には責任と義務を果たそうと考えている人たちである。表面的にはわがままに見えたり、普通の人とはひと味違っているというような評価を与えられるが、自分自身というより「ヒト」が自由で在るためにはどのようなことをすべきかを考えることができる。そんな自由人であることも右脳俳句を目指すためには必要な条件ではないかと思う。

『右脳俳句』は、医師・科学者として俳句作りの技術的な問題を分析し説いたのではなく、一哲学者として、俳句を通して語っている。本全体としては、テープ起こしであったため、技術的な読ませるライターの文体になっているが、品川の言葉通りの部分がある。最終章には所々、そういう部分が見えてくる。

一昔前、俳句というのはわずか十七文字のコトバの組み合わせにすぎないのだから、シロウトがつくってもクロウトがつくっても似たようなものになる。偶然にできる要素が非常に強い。極端に言えば、有名、無名を問わず、いろいろな人の句を集めて作者の名前をふせておくと、どれが誰の句かまずわからない。したがって俳句は芸術の『第二戦線』であってそれだけ芸術性が落ちる――要約するとそういうことであった。この説は『ピカソの絵と子どもの絵をごちゃまぜにしてシロウトにみせたらどうなるか』といっているようなものである。『ヘタな鉄砲も数撃ちゃ当たる』の世界である。機関銃でバラバラ撃っていれば一発ぐらい命中する。

しかし、俳句は単純なコトバ遊びではない。俳句はコトバを通してコトバの手の届かない世界に到達する一つの手段である。コトバ遊びをするな、という戒めはこんな背景を持っている。単にコトバ遊びをするなを言葉通りに受け取るだけでは本当の右脳俳句の目指すモノは見えてこないかも知れない。品川の著書を解体するつもりで、捉え直して、再編していかなければならないのではないかと思っている。
十年一昔という言葉があるが、右脳俳句という言葉が続いている限り考えていきたい。
 

もう10年以上も前

 投稿者:ryo  投稿日:2008年 1月28日(月)19時32分0秒
  右脳俳句パソコン句会と山田さんは関わりがおありですか。
97/11/10と私の記録にありますから、もう10年以上も前のこと
です。当時は、NIFTY-Serve の英会話フォーラム・Communi-
cation 館で、私は「英語俳句会議室」を担当していました。

「右脳俳句パソコン句会のお知らせ」というタイトルで
次のような記事を、私が書いています。

最近、インターネットで、右脳俳句パソコン句会のホーム
ページを訪れました。そして、右脳俳句ホームページの制作、
管理をしておられる、龍夜さんとメッセージの交換のすえ、
ホームページの相互リンクをいたしました。

「右脳俳句パソコン句会 -- 日本医科大学で大脳生理学を
講じていた故・品川嘉也教授の影響を受けて新しい俳句の
楽しみ方をすすめる方たちのホームページ。」

このように、私は、ご紹介いたしました。

「自分と対象が一体となるまで見つめ、それが言葉となった
ものが右脳俳句です。今やネットワークを通じて興味と価値観
を共有する人たちが一つの座をつくることもたやすくできる
ようになりました。このホームページはそんな実践の場です。」

これは、龍夜さんのメッセージです。どうぞ、インターネット
の LOGOS & HAIKUの Japanese Homepage の方で、リンクでき
ますので、よろしかったら、訪問なさってくださいと、私も
ご返事していました。
 

以上は、新着順41番目から50番目までの記事です。 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  |  《前のページ |  次のページ》 
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